道具と段取り / エアコン取り付け業者の手際のよさ

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エアコンから水しぶきが定期的に室内に吹き出されるので、アパートの管理会社に交換を依頼した。
でその工事日が昨日だったのだけど、作業を見ていろいろ思ったことがあったので書いてみる。

1.段取り大事だな
業者のおじさんはひとりでやってきた。さくさく仕事をこなし、作業に迷いがまったくない。
単純に慣れているっていうのがあるんだろうけど、段取り/ルーティン化が完璧になっているからそう見えたのだろう。
エアコンを取り外す際には少々強引にも思えたが、これだけ手早くやられると、そういう方法しかない、と思えてしまうから不思議だ。
いや、実際そういう作業なんだろうけど、みている素人に不安やら不信感を全く与えない仕事ってなかなかできない。

2.道具は大事だな
作業中、いろいろ業者のおじさんと話していたんだけど、道具というか工具についていろいろ質問してみた。
僕の哲学のようなものの中に、「ものを作る人は偉い。ものを作るためのモノ(道具)をつくる人はもっと偉い」というのがある。
そういったところから工具に関してはわりかし関心度が高い。
複雑な<機械>でなく単純な<器械>であるし、それがすっげー高価だったりすることの痛快さ。
これが結構好きなんだよね。一点特化型っていうのはかっこよく見えるし。
さて本日、感心した工具は以下。
工具に対しての注釈は業者のおじさんの説明と僕の想像との混同。
僕は専門家ではないので勘違いしている可能性あり。

・MCC製 VA線ケーブルストリッパ

電源ケーブルの皮膜剥き(心線剥き?)に使用していた。
実家でテレビのアンテナなおしたり、ファミコンのケーブルなおすときなんかにカッターで剥いていたから、
カッターだと力の加減が難しいわ、案外時間かかるわってのは知っていたので、
この工具で一瞬にして剥き出しになったケーブルをみて感動した。
業者のおじさん曰く「『職人』な人はコレ使わないってこだわり持っている人もいるんだよね」だとか。
下らないなーと思った。便利な工具を使わない職人ってなんなんだろう。
そのこだわりが仕事に反映されるならいいけど、ケーブル皮膜剥きでそんな違い反映されるの?

・ROBINAIR製 ポケロビ

下記のリンクを見ていただくとわかると思うけど、

エアコンの手抜き工事について

エアコン取り付け時には、室外機内部に含まれている冷媒のガスを、エアコン内部に送り込むのが仕上げとなるそうです。
その際に、エアコン(室内機)から伸びているパイプには既に空気が含まれているわけで、
空気吸い出して真空にする。→室外機から室内機へ冷媒のガスを送り込む。
という手順が必要になるそうな。
この作業をエアパージと言うらしく、ポケロビで行うのはエアパージでいうところの「真空引き」というやつ。
使い方は、この工具を室外機のパイプのあたりに圧力計とともに取り付けて(室内機-パイプ-室外機-圧力計-ポケロビ)、
電動ドライバーで工具のネジ部を回すと、の空気が追い出される仕組み。たぶんそうとう簡単な機構だと思う。
業者のおじさん曰く「これができる前は電動のポンプ持ち歩いていたんだよ」だそうな。
高所でも使用できるし、なにより小さいし電源を必要としないし。
電動(旧来のポンプ+電源)から半電動(ポケロビ+電動ドライバー)くらいに"技術的退化"しているように思えるけど、
それが現場の意見にマッチしていたんだからすごい。「コロンブスの卵」ってこういう事例を説明するためにあるんだな。

この工具だけジュラルミンのブリーフケースに入っていたので、
「これだけ特別なんですね」と尋ねたら、
「そうだよー。これが今までの『ただの作業』を『仕事』に格上げするんだよー」と言っていた。名言。

カベッコ ABS樹脂製 SD-125
たぶんこれだと思うけど。もしかしたら違う製品かも。
石膏ボードに直接ネジ打ち込んで固定ボードひっかけても耐久性がないってことで、
ネジ--->エアコン固定ボードを引っかける--->カベッコ--->壁
で取り付ける。ネジをカベッコのネジ頭にねじ込むことで、カベッコの先が開いて固定される。
ネジにネジ、って発想はすごいし、なによりかっこいいよね。合体だよ合体。

作業を終えた業者のおじさんに、エアコンで一休みして帰ってもらった。
「いやー涼しいねー」とかいってたので、
「僕の自慢のエアコンですから」といったらうれしそうだった。

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このページは、YNが2008年8月 6日 06:26に書いたブログ記事です。

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